現役横浜国立大生が教える「新入部員を大幅に増やす秘訣」
新歓で手応えをあまり感じない…。サークルや部活の勧誘真っ盛りのこの時期に、新入生へ向けてなかなかうまくアピールできていないのであれば、作戦の修正が必要でしょう。昨年新入部員大幅増を成功させた大学生に、新歓ハウツーを聞きました。これまで公開した記事4本をまとめてご紹介します。今からでも遅くありません、ぜひ参考にしてください!
SNS戦略
新入生の心を掴み、確実に新歓イベントやコンパに参加、果ては入部してもらうためには、SNSによるアピールが大きな役割を担います。横浜国立大学生協学生委員会「LuckyDip」新歓統括の加藤琉久さんに「新入部員獲得のためのSNS戦略」をお聞きしました。
加藤さん SNSの中でも、今回はXについてお話しします。ポイントは、「情報をばら撒く」という意識で行うこと。かつ新入生の動向を見極めて、臨機応変に対応しながら投稿しましょう。新入生目線に立って考えると、色々なことが見えてくると思います。
宣伝はマメに。投稿時間に注意
1週間に1回の投稿ですと、情報が流れてしまうので、できれば毎日上げるのがベストです。日々上げられる多くの投稿から、自分たちの存在を新入生の心の中に根付かせましょう。
また、投稿タイミングも注意が必要です。多くの情報投稿は夕方の時間に集中します。ピークは18時頃と考えていいでしょう。ですから、その時間帯を避けて、少し遅い時間にズラすことをおすすめします。
18時より早い時間の投稿も避けた方がいいでしょう。なぜなら、情報ピークの18時はそこから見始める人が多いとも言えます。それまでに溜まっていた情報を一気に読むと想像できるので、流し読みやスルーされるリスクが高まるからです。僕は、情報量が少なくなる19時や20時頃に投稿するようにしました。
また、曜日別の傾向として、新歓イベント等の参加申し込みが増えるのは土日でした。このことから、平日よりも目に留まりやすいのは土日と言えると思います。おそらくですが、平日よりも頻繁にSNSをチェックするので、情報が溜まらないのではないかと。ですので、投稿をしっかり読んでもらえるのではと思っています。
投稿内容も目立つ工夫を
画像をつけましょう。説明会開催のお知らせであれば、それ用のビラを作成することが多いと思います。僕たちは、投稿文とともにそのビラ画像を貼りました。
また、普段の活動風景や、説明会、イベントがあるたびに実際の様子などを写真付きで投稿しました。これらは雰囲気をわかってもらうためにも積極的に行いましたね。
※2024.02.29配信
SNS戦略は他にもまだある! 続きはコチラをどうぞ。
新入部員大幅増の成功術!【2024年最新版】新歓事情通の横浜国立大生が教える「SNS戦略」をもっと読む!
魅力的なチラシの作り方と注意点
ーアナログなイメージのあるチラシも、新歓活動でまだまだ大きな役割を担っています。
加藤さん 簡単に拡散できることから、SNSでの新歓活動はとても便利ですが、新歓チラシの影響力も十分に期待できます。また、配布だけでなくSNSにも貼れるので、有効活用できます。多くの人の目に留まりやすいチラシの作り方をお伝えします。
記載する内容
新歓イベント時に配布したり、SNSで告知する際の投稿に活用できる新歓チラシ。思いの丈を詰め込みたいところではありますが、情報を載せすぎてはいけません。
ごちゃごちゃして見づらくなり、紙なら視線は次の団体のチラシへと移ってしまい、SNSではサッと飛ばされてしまいます。ですから、本当に伝えたいことだけを載せましょう。
例えば説明会開催の告知や参加募集をする場合、特に配布用のチラシですと下記くらいで十分です。
・団体名
・開催日程、時間
・開催場所
・公式HPやSNSのQRコード、URL
・概要
なぜなら、詳細はSNSで語ればいいからです。SNS、特にXは大学生の多くが利用しています。配布チラシは、説明会よりもSNSへの誘導と考えてもいいでしょう。
デザイン、フォント
デザインが奇抜なものは避けた方が好印象だと思います。運動系の団体でしたら、その競技や活動がわかる写真を一面にバンと貼ってしまうのも、インパクトがあると思います。記憶に残るチラシ作りを目指すのであればおすすめです。
配色は色を使いすぎない、特に明るい色を多く使用しない、という基本さえ守ればいいと思います。
フォント次第で、全体の印象は大きく変わります。何を選ぶかは団体のカラーや好みによりますが、個人的にあまり使いたくないと思うのが、創英角ポップ体です。ちょっと幼稚な感じがするんですよね。
ですが、それは可愛くて親しみやすいとも捉えられるので、そのような印象を与えたい場合は使用した方がいいのだと思います。
※2024.03.07配信
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新入生の目に留まる!【2024年最新版】新歓担当の大学生直伝「魅力的なチラシの作り方と注意点」をもっと読む!
「新歓動画の作り方」と注意点
ー近年多くのサークルや部活が行っているのが新歓動画の作成です。一体どのようなものが新入生の心を惹きつけるのでしょうか。
加藤さん SNS投稿やチラシなど、テキストを主とした宣伝活動はもちろん大事ですが、文字で伝えるよりも効果的と言えるのが動画です。新入生の立場になって考えると、読むよりも見る方が断然楽ですから、作成しておくべきだと思います。
使用目的に合わせて作る
SNSに載せる用と、説明会に使う用、最低でも2パターンの動画を用意しましょう。SNS用は伝えたいことを簡潔にまとめて短く、説明会用は興味関心度が高い人が集まると考えられるので、多少長くしてもいいでしょう。それぞれ詳細をお話しします。
SNS用の動画
1、2分で収まるようにしましょう。目立つようにXでは、必ずピン留めをしておきます。情報は少なくていいので、いかに引きつけられるかが重要です。
僕たちの委員会だと、普段の活動は話し合いが多いので、それを動画にしても面白くないですよね。ですから、僕たちなら「オープンキャンパスや入学準備説明会をやってます!」というような、その団体の特徴的な活動、かつ楽しさが伝わる様子を流すといいと思います。
テニスなど複数の団体が存在するようなサークルの場合は、他との違いを出した方がいいでしょう。イベントやメンバー数など、個性を主張すると、見た人は印象に残りやすいと思います。
※2024.03.11配信
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新入生の勧誘に効果的!【2024年最新版】新歓担当の横浜国立大生が教える「新歓動画の作り方」と注意点
やっちゃダメな勧誘、やるべき勧誘
ー同委員会の副委員長・伊達陽東さんには、「やってはいけない勧誘、やるべき勧誘」をお聞きしました。
伊達さん 新歓とは、一般的に新入生を歓迎する活動のことを言いますが、どちらかと言えば、新入生を自分の団体に勧誘する“新勧”の意味合いの方が強いです。好印象を与えて入部を決意してくれるよう、勧誘のコツをお話しします。
やってはいけない勧誘
強引さは仇となる
簡単なことですが、新入生の立場になって、嫌だな、と思うことはやってはいけないですよね。例えば、ビラを強引に渡すこと。特に、最初に断られているのに、受け取ってもらうまで追いかけるようなウザ絡みはやめましょう。お断りされているのですから、その時点で仕方ないと諦めるべきです。フレンドリーさを強調するためなのか、いきなり飲み(もちろん20歳未満はアルコール禁止)に誘うのも言語道断です。
やるべき勧誘
対面では限られた機会を逃さない
新入生に対面で宣伝できる場は限られていることもあるので、その場合は最大限に使うべきです。
僕たちの大学ですと、入学式から約3週間に渡り、キャンパス内のメインストリートに各サークルや部活などの団体が各自テントを設置して新歓を行うイベントが開催されます。
但し、その期間全てにテントを置いていいわけではありません。各サークルに割り当てられるのは、たった3日間だけなのです。多くのサークルが同じように新歓活動をするわけですから、ちょっとでも控えめにすると瞬時に存在や印象が薄まってしまいます。
面倒臭がってはいけません。新入生と交流できる機会はフル活用し、少しでも新入生の記憶に残ることが大切なのです。
※2024年3月8日配信
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新歓で新入部員増!【2024年最新版】成功した大学生直伝「やっちゃダメな勧誘、やるべき勧誘」
ー現役横浜国立大生が教える「新入部員を大幅に増やす新歓成功の秘訣」でした。SNS、チラシ、動画、対面と、勧誘の機会は多岐に渡ります。全てを駆使して新歓を成功させましょう。
新歓の成功術、まだある「まとめ記事」はコチラをどうぞ。
新入部員大幅増のコツ! 現役大学生が教える「新歓の勧誘が成功する“虎の巻“」
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指導者や主将の方にプロライターが取材し、インタビュー記事もできます(無料)。
『チームナビメディア』サイトはコチラ。
教えてくれた加藤さん、伊達さんの所属サークルはコチラ。
横浜国立大学生協学生委員会「LuckyDip」
大学生協と連携して横浜国立大生の大学生活を充実させるイベントを企画・運営。他にも大学祭への出店、大学と協力したオープンキャンパスでの学生イベントの企画・運営等幅広く活動中。