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完走したら貰えるアレ欲しさに…現役女子大生が「名古屋ウィメンズマラソンを走ってみた」驚きの結果は?

現役女子大生が、いきなり名古屋ウィメンズマラソンを走ってみた! 体験記

2024年3月10日、今年で13回目を迎えた名古屋ウィメンズマラソン。
MGCファイナル(マラソングランドシップファイナルチャレンジ)の選考大会にもなっている、世界トップクラスの規模を誇る女子マラソンの大会です。

42.195kmという途方もない距離を、プロアスリートからアマチュア、老若、国籍問わず約二万人のランナーが一斉に駆け抜けました。

今回はそんな名古屋ウィメンズマラソンを私、現役女子大生のMay(19歳)が走ってきたということで体験談を語っていこうと思います。

なんでマラソンを走ろうと思ったの?

小学生の頃から陸上を始め「いつか箱根駅伝に出たい!!」なんて言ってた私。走ることが大好きな気持ちは変わることなく現在に至ります。

とはいえ、いくら走ることが好きでも42.195kmのフルマラソンは足がすくんでしまうような距離で、そんな簡単に走れるわけがない…。
長距離の有名選手のイベントに行った際に、そのことを話してみたのですが、「フルマラソンはとてもじゃないけど走れない」と驚かれました。
では、なぜそんな過酷なマラソンに挑戦しようと思ったのか。

ずばり、完走賞のティファニーが欲しかったから!!

とっても単純です(笑)。
一度は身につけたいと憧れる人も多いジュエリーブランドのティファニー。
この大会は完走した女性全員にウィメンズマラソン限定デザインのティファニーのペンダントが送られます。しかも、デザインは毎年変わるのです!

このティファニーに憧れて、私は参加基準の年齢を満たしたら絶対に走ろうと決めていました。そして今年、エントリー可能の19歳になり、初めてのウィメンズマラソンに挑戦しました。

いよいよ、スタート!

走り切れるかわからない初マラソンなのに、どこからか謎な自信が湧き上がり、当日は「多分あっという間だから楽しんでくる!」と強気な発言をしながら家を出ました。

会場に着くと、ちくわの仮装をした人がいたり、おばあちゃんたちが皆で走る準備をしていたり、海外の人も多くみんな顔は晴れ晴れ。前日の強風もやみ、澄んだ青空が広がるランニング日和となりました。

走り出して気づいたのは沿道の人の多さ。プロランナーも走るのですから、沿道応援が多いことももちろん知っていましたが、その多くはプロに向けられたものだけではなく、アマチュアの私たちにも大きな声援と手作りグッズで応援してくれたのです。

さらに地元の方々、団体が公式とは別に完全なボランティアで水やチョコレートを配ってくれる給水所まであり、本当にたくさんの方々に支えていただいていると実感しました。

ハプニングや苦しかったことは?

キツかったのは25km地点と30km地点。人それぞれですが、私はここでメンタルを切られました。その理由は、単純に足に疲労がたまってきたこと、もう一つは道路の広さと反対の車線に帰ってくる選手がだんだん増えてきたことです。

帰ってきているランナーもいるのに走っても走ってもなかなか折り返し点が現れず、少し泣きそうになりながら走っていました。名古屋城を目の前にしても、その景色を楽しむ余裕なんてものはなく、この辺りでサブ4(フルマラソンを4時間以内で走りきること)を諦めて初めて歩きました。

しかしそれで回復するわけではなく、逆に足はつりそうになるし、重くなっていくだけ(笑)。なのでひたすら感情を無にして自分のペースで前へ前へ。沿道の給水もふんだんに活用しながら何とか魔の30kmを乗り越えました。

すると、35kmを過ぎると「もう10kmもない! ラスト楽しもう!」という気持ちが出てきたんです。自分のことではありますが、本当に不思議でした。

ハプニングではないですが、楽しかったのは沿道で「YMCA」を演奏しているブラスバンドがいて、周りのランナーもみんなで一緒に踊りながら走ったこと。ネガティブな状態で走るよりもポジティブな状態で走った方が記録にもメンタルにもいいので、気分を盛り上げてくれるパフォーマンスはとても助かりました。

そして、ゴールへ

最後まで沿道の応援は途切れることなく、ラストはほとんど気力でゴール。テレビ中継やネット配信でカメラが入っていたので何とかかっこつけて笑顔でゴールしました。
帰ってくると巨大モニターにこんな言葉が…。

名古屋の街並みを楽しむ余裕もないくらいでしたが、とても楽しかったと感じられたので、「また来年もここで走ろう!」と、この言葉を見て決めました。

念願のティファニーもいただいて、数日間は余韻に浸っていました。今年のモチーフは「シロツメクサ」です。とてもかわいらしいデザインで気に入っています。

初ティファニーは正真正銘、自分の足でつかみ取ったもの。どんなプレゼントよりもうれしかったです。

初めてのマラソンは走り切れた感動と達成感、何よりも安心感で感極まりました。
誰でも挑戦できることではありませんが実はこの大会のランナー、もともとは走ることが好きじゃない方、むしろ苦手だったという方が多いそうです。

それでも「新しい挑戦をしてみたい」「人生で何かやり遂げたといえるものがほしい」という理由から参加する人もいるのだとか。私が出会った人の中には、60代70代の方もたくさんいらっしゃいました。いくつになっても挑戦する姿はとてもかっこよかったです。

この記事を読んでいる方も何か新しいことを始めたくなったら、”マラソン”を一緒に走ってみませんか。

Mayさん
中京大学スポーツ科学部の新2年生。小学生の頃から陸上を始め、現在はアマチュアとして趣味でランニングを楽しんでいます。スポーツとビジネスの観点から仕事や勉強、学校広報大使の活動に力を入れています。

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