勧誘を成功させた横浜国立大生が教える「やっちゃダメな勧誘、やるべき勧誘」
主にSNSで始まっている新歓活動。サークルや部活の運営者のみなさんは手応えを掴んでいますか。また、メインとなる4月の新歓時期での戦略は完璧でしょうか。昨年、新入部員を大幅増させたという、横浜国立大学生協学生委員会「LuckyDip」の副委員長・伊達陽東さんに「やってはいけない勧誘、やるべき勧誘」をお聞きしました。よりよい勧誘で、新入部員増を実現させましょう。
やってはいけない勧誘
強引さは仇となる
簡単なことですが、新入生の立場になって、嫌だな、と思うことはやってはいけないですよね。例えば、ビラを強引に渡すこと。特に、最初に断られているのに、受け取ってもらうまで追いかけるようなウザ絡みはやめましょう。お断りされているのですから、その時点で仕方ないと諦めるべきです。フレンドリーさを強調するためなのか、いきなり飲み(もちろん20歳未満はアルコール禁止)に誘うのも言語道断です。
また、ビラをもらってくれたら、ここぞとばかりにあれこれ説明を始めたり、アドレスなどの情報を聞こうとするのも控えた方がいいと思います。長くならない程度に、要点をコンパクトにまとめてアピールしましょう。
僕が新入生だった頃、勧誘で道を塞がれたことがあったんですね。話を聞くまで通さない、みたいな強い圧を感じました。押しが強いとかえって引いてしまうタイプなので、余計に絶対入るのはやめようと思いました(笑)。
やるべき勧誘
SNSはXを強化
SNS、特にXを活用しましょう。大学生はXを見る人が多いと思いますので、Xを軸に広報活動を行うべきです。対面での勧誘において“無理やり”はNGですが、SNSでの情報発信はいくらでも多く行っていいと思います。というより、発信した数だけ効果が出ると思います。
投稿数の目安は、1件でもいいです。但し、毎日継続して行うことが肝です。X投稿数は全体的に18時頃がピークを迎えると思っています。同時に、見る人もその時間帯から多くなると予想します。それを踏まえて、18時より遅い時間帯での投稿がベターでしょう。
というのも、早い時間に投稿すると、18時を境にユーザーは溜まった情報を一気に読むことになるので、他の投稿とともに流されてしまうリスクがあると思うんですね。ですから、ピークがひと段落した19時、20時頃に投稿するのをおすすめします。
投稿内容ですと、説明会やイベントのお知らせはマストです。そして新入生に共通する悩みの解決となるものを投稿するのも、好感度が高くなるという点で効果的だと思います。この時期の新入生の最大の関心ごとは、履修登録や時間割の組み立て方などだと思うので、合間にそれらについての情報を流すのもいいと思います。
以上は主にテキストでの投稿内容ですが、文字よりもわかりやすいのが新歓動画です。かなり印象に残る施策だと思いますね。Xですと、ピン留めにしてトップに置いておくのがいいでしょう。普段の様子やウリ、年間スケジュールなどをまとめるのが良さそうです。長さは1分くらいがちょうどいいと思います。
僕が新入生の時は、Xで情報を得てから新歓イベントに参加していました。それを考えると、イベント等に来てくれた新入生は、自分たちの団体への興味関心度が高いと思うので、イベントやコンパでは、いつも以上に丁寧な接し方を意識しましょう。
対面では限られた機会を逃さない
新入生に対面で宣伝できる場は限られていることもあるので、その場合は最大限に使うべきです。
僕たちの大学ですと、入学式から約3週間に渡り、キャンパス内のメインストリートに各サークルや部活などの団体が各自テントを設置して新歓を行うイベントが開催されます。
但し、その期間全てにテントを置いていいわけではありません。各サークルに割り当てられるのは、たった3日間だけなのです。多くのサークルが同じように新歓活動をするわけですから、ちょっとでも控えめにすると瞬時に存在や印象が薄まってしまいます。
面倒臭がってはいけません。新入生と交流できる機会はフル活用し、少しでも新入生の記憶に残ることが大切なのです。
SNSと対面、どちらにも言えるのは、「露出度は高め」にすることです。但し、対面は強引な行動は慎むこと。逆にSNSは積極的に攻めることが大切です。サークルや部活運営者のみなさん、新歓を成功させましょう。
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横浜国立大学生協学生委員会「LuckyDip」
大学生協と連携して横浜国立大生の大学生活を充実させるイベントを企画・運営。他にも大学祭への出店、大学と協力したオープンキャンパスでの学生イベントの企画・運営等幅広く活動中。
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