昨春卒業した社会人一年目の先輩が明かす「サークルや部活選びで困ったこと」
大学入学を控え、新入生のみなさんは心弾む日々をお過ごしのことでしょう。入学式後にやってくる最大のイベントと言えば、サークルや部活による新入生を歓迎（勧誘）するための様々な活動、「新歓」です。この選び方次第で、あなたの大学生活の充実度が決まると言っても過言ではありません。
そこで、昨春に大学を卒業した社会人の方々に、「サークルや部活選びで困ったこと」「入学前に知っておけばよかったこと」をお聞きしました。今から心構えや準備をして、それなりの知識を得ておけば、自分に合う最高のサークル、部活に出会えるはずです。
「サークルや部活選びで困ったこと」を教えてください。
1. 入りたかったけど、先輩の雰囲気が自分に合わず諦めました
「入学前に、公式HPやSNSを見て興味を持ったサークルがありましたが、新歓の時の先輩の雰囲気を見たら、なじめる気がしなくてやめました。
メンバーの人柄や雰囲気はとても大事だと思うので、HPやSNSなどで得た情報だけで決めることはせず、新歓イベントやコンパ等に出向き、直接お話を聞いた方がいいと思います」（Kさん・女性）
2. サークル情報が人によって異なり、どれが正確なのかわからなかった
「サークルメンバーからの話と、他の人の口コミが違うことが多く、どの情報が正しいか分からなかったです。また、同じサークルでも、人によって異なることを言われたので、何を真に受けたらいいのか困りました。
結局、僕はどこにも属さなかったのですが、友人曰く、勧誘のために良いことばかりを言って、蓋を開けたら全然活動していなかったという団体もあるようです。
SNSなどでこまめに練習風景を投稿しているサークル、部活は信用性があるかもしれませんが、何を信じるべきか正解を見つけられないまま、社会人になっています」(Aさん・男性)
3. 勧誘は良い面ばかり、客観的な情報もあったらいいです
「同じ競技のサークルが学内に複数ある場合は、その学生から説明や勧誘を受けるので良い面は知ることができますが、もう少し客観的な情報もあったらよかったなと思います。
また、活動頻度や費用など、どのくらいの負担がかかるのかをもっと知りたかったですね」（Nさん・男性）
4. 似たようなサークルが複数あり迷いました
「野球、サッカー、テニスなどはサークルが複数あり、見分けがつかなかったです。よく調べると、軟式野球でも趣味サークル、ちょっとガチサークル、部活などの違いがあることがわかりました。それでも、マネージャー希望の友達は迷っていました。
そのサークルや部活の目的や目標、それに向けての具体的な活動内容を把握したうえで、入りたいと思うところを決めた方が良さそうです」（Oさん・女性）
ー正確な情報を得られにくいことで、似たようなサークルや部活をどう選べばいいのか、どの情報を信じたらいいのか、負担はどれくらいあるのか等の困りごとが起きたようです。大学によっては、サークルや部活情報を取りまとめている新歓実行委員会といった組織があるので、そこを頼りにしてみるのもいいかもしれません。
「入学前に知っておけばよかったこと」を教えてください。
1. 大学から始めやすい競技、ニッチなサークルを知りたかった
「ライフセービングやウィンドサーフィンなど、大学から始める人も多く、かつ全国大会が狙えるようなスポーツのサークルや部活をもっと知りたかったです。
また、人力飛行サークルやプロレス研究会など、ちょっとニッチなサークルという存在があることをわかっていたら、大学生活の選択肢はさらに広がっていたかなと思います」（Iさん・男性）
2. 活動費とバイトの必要性を知りたかった
「私は習い事が忙しくてバイトができず、サークルや部活に入りたいものの費用面で心配でした。なので、活動でどのくらいお金がかかるのかと同時に、先輩は1年生の頃にどのくらいアルバイトをしていたのかを知りたかったです」（Tさん・女性）
「活動と授業の組み方についてわかるといいなと思いました。というのも、意外と平日の昼間などに活動しているサークルもあった記憶があるからです。必修科目はコマが決まっているため、活動と授業が重なったらどうすればいいのか、疑問を感じていました」（Gさん・男性）
3. 全サークルを網羅している窓口がほしかった
「規模の大小に関わらず、とにかくサークルの数が多いので、入学前にリサーチしても全てを把握することはできないし、卒業した今も存在すら知らないサークルがあるかと思います。
知らずに機会を逃すのはもったいないなと思うので、まずは広く情報をキャッチできる場所があればよかったなと思います。大学のHPでも、サークル名くらいしか載っていないんですよね」（Mさん・男性）
ーサークルや部活を取りまとめる組織は新歓実行委員会の他に、生協の下部組織である生協学生委員会や学祭を取りまとめる学祭実行委員などがあります。把握度合いは様々で、こうした組織がない大学もあります。組織があるのであれば、先述したようにまずはその公式サイトやSNSをチェックしましょう。
浅い情報のみであれば、各サークルのSNSに個別で問い合わせてみましょう。とはいえ、全てのサークルを知りたかったという声は、解決するにはなかなか難しいかもしれません。このような要望に応えてくれる窓口ができるといいですよね。
以上、新卒男女が教える「サークルや部活選びで困ったこと」でした。春からの大学生活がますます楽しみですね。みなさん、ご協力ありがとうございました。
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