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結婚・出産・介護も乗り越えて。女子サッカーを続けたい人の拠りどころ「八千代ボニットFC」【PR】

本企画は、株式会社モルテンが展開する女子スポーツを応援する「Keep Playing」とのタイアップ企画です。女子サッカーまたはバスケの選手や指導者を対象に、現在のそれぞれの取り組みへの思いや競技環境についての現状などをお伺いします。

千葉県八千代市を拠点に1997年から活動する女子サッカーチーム「八千代ボニットFC」。10代から60代まで幅広い世代が在籍しており、学業や仕事、家庭との両立を大切にしながら、互いに支え合う独自のスタイルでサッカーを楽しんでいます。

そんな八千代ボニットFCで大学時代からプレーを続ける牧田遥香(まきた・はるか)さん。一度は家庭の事情や怪我によりサッカーから離れましたが、再びボールを追いかける日々を送っています。今回は、そんな牧田さんに、人が絶えず集まる八千代ボニットFCの魅力や、メンバーが辞めずにサッカーを楽しみ続けられる理由を伺いました。さらに、チームで活動する選手たちの声もあわせてご紹介します。

Keep Playingとは?

日本における女性スポーツ(※)の競技登録者数は高校を卒業後、大きく減少してしまいます。どんな競技レベルやライフステージでも、スポーツの持つ魅力に惹きつけられ、仲間と出会い、プレイを楽しみ、続けて欲しいと考えています。このメッセージが多くのスポーツをする人・みる人・支える人に届くことで、興味・関心につなげ、スポーツを継続する環境がより良いものになることに繋がっていくことを目指しています。

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※2022年バスケットボール、サッカー、ハンドボールの女性競技登録者数を参照
高校生から18歳以上になると競技登録者数はバスケットボール74%、サッカー29%、ハンドボール80%減少。

約30年の歴史を紡ぐチームに幅広い世代が集結

牧田さんのほかにも、立ち上げ期より在籍するメンバーも取材に答えてくださいました!

ー最初に、「八千代ボニットFC」創設の経緯を教えてください。

はじまりは八千代市の幼稚園で行われていた少年サッカーの習い事だったと聞いています。子どもたちの練習を見守っていたお母さんたちが、「ちょっと私たちもやってみる?」と軽い気持ちでボールを蹴り始めたのがスタートで、そこから自然と“ママさんサッカーチーム”が結成されたそうです。そして徐々にメンバーが増え、1997年に「八千代レディース」という名称で本格的にチームが始動しました。

ー30年近い歴史があるとは驚きました!今はどのような方々が中心となって活動しているのでしょうか?

現在は10代から60代まで、本当に幅広い世代が集まっています。私のような20代の社会人はもちろん、大学生や30〜40代のママさん、さらには結成当初から在籍している50〜60代の大先輩まで。ボニットでは、さまざまな年代の方々が一緒にプレーをして交流を深めています。

ーそれぞれの年代の方々はどんな理由やきっかけでチームに参加しているのですか?

基本的には紹介が多いですね。ボニットの立ち上げメンバーが中心となって声をかけて、誘われた方がまた別の知り合いを誘って…という形でどんどん輪が広がっていきました。他にも、解散したチームのメンバーがまとまって移籍してくるケースもあります。

ー20代のメンバーは、どのようなきっかけで入る方が多いのでしょうか?

私の声かけがきっかけになることが多いです。もちろん同年代とサッカーをしたいという個人的な思いもありますが、7年間所属する中で、誰でもいいわけではないと思っています。幅広い世代が在籍するチームなので、上の世代ともスムーズにコミュニケーションが取れてサッカーでも協調性を大切にできるかどうかが、若いメンバーには求められているなと。そうした点を考慮しつつ、その人が「サッカーをやろうか迷っている」という状況であれば、「一緒にやろうよ!」と背中を押しています。その結果、自然と人数が増えていって、今では20代だけで10人ほどになりました。

ボールが蹴れなくなる理由は怪我だけではない

ー牧田さんご自身はどういった経緯でチームに入られたのですか?

私は大学3年生(19歳)の時に入ったのですが、当時は別のママさんフットサルのチームに在籍していました。そこで一緒にやっていた方に「社会人の女子サッカーチームがあるから、一緒に見学に行かない?」と誘われて、それで足を運んだのがボニットです。見学してみて、自分の中ではレベル感も合っていると思いましたし、アットホームな雰囲気に強く惹かれ、そのまま入部を申し込みました。ただ、チームはそうは思ってなかったみたいです(笑)。

当時は今ほど学生を受け入れる体制が整っていなかったので「本当にうちのチームでいいの?」「コーチがいるような学校の部活とは全然違うよ?」と何度も確認されましたね(笑)。実際、親の同意書が必要だったり、遠征先への移動では誰かの車に同乗しなければいけなかったりと、イレギュラーなことが多かったんです。でも、私はみんなが思っているような部活やクラブでのサッカー経験がなかったので「それでも入りたい!」と伝えて、最終的に受け入れていただきました。

ーもともとはフットサルチームに所属されていたとのことですが、サッカーのご経験もあったのでしょうか?
小学校入学前から6年生までは、地元の少年サッカーチームに所属しながら、女子だけのトレセンにも参加していて、中学の途中まではクラブでサッカーをやっていました。ただ、怪我や家庭の事情が重なり、「これ以上続けるのは難しい」と思い辞めました。本心では続けたかったですが、その時は子どもながらに「自分だけが好きなことをしていいのかな?」といった迷いもあって、辞めることが最善の選択に思えて…。今振り返れば、競技を続けるべきだったと思いますし、その時期にサッカーを辞めたことはこれから先も超えることがない、言葉通り“一生の後悔”だと思います。
もちろん、最後は自分で決めたことなので誰かを責める気持ちはありません。むしろ、その大きな後悔があってそれを自分の力で乗り越えることができたからこそ、いま純粋にサッカーを楽しめているとも思います。

ー牧田さんのように、やむを得ず競技を諦める選手は少なくないと感じます。周りでは、どのような理由で競技を離れる選手が多いですか?
指導者との相性がよくなかったり、チームの雰囲気に馴染めなかったりと、理由はさまざまですね。競技以外の場面で余計な気遣いを強いられるなど、サッカーとは全く関係のない要因で辞めてしまう子の話も聞きました。もちろん、競技レベルの差や怪我が原因で続けられなくなる子もいます。高校生以上になると、自分のプレースタイルや考え方も明確になってくるので、それがチームと合わなくてやめてしまうケースも少なくないみたいですね。

なぜか人がどんどん集まる「八千代ボニットFC」の魅力

ー「八千代ボニットFC」のメンバーは、途中で辞めることなく長くサッカーを続けている方が多い印象です。何か特別な理由や取り組みがあるのでしょうか?

当然、私たちも結婚や出産、仕事の都合、さらには介護など、ライフステージの変化に伴ってサッカーから離れざるを得ない時期があります。ですが、ボニットには「できるときに参加し、また落ち着いたら戻ってくる」という風土が根づいているので、他のチームと比べると続けやすいのだと思います。

また、監督やコーチの不在が、競技継続という面においては良い方向に作用しているのかもしれません。采配や練習メニューはすべて選手同士で決めるため、「この選手はいまどんな状況なんだろう?」と自然に気にかける雰囲気があるんです。

たとえば、練習参加頻度が減ったメンバーがいれば、「何かあったの?」とフランクに声をかけますし、そこで背景や事情を包み隠さず話し合えることで、自然と協力しやすくなるんです。いずれ自分も介護や家庭の事情に直面するかもしれないと考えると、こうした経験を共有できるのは、ありがたいことだと思います。


ーお互いをサポートし合う環境づくりを実現するために、チームとして大切にしていることや意識していることを教えてください。

ボニットでは「愛する、楽しむ、気にかける」という3つの言葉を掲げたチーム憲章を大切にしています。「愛する」はサッカーとボニットそのものを愛すること、「楽しむ」は一緒に過ごす時間を思い切り楽しむこと、そして「気にかける」は幅広い年代が集まるチームメイト同士を気にかけることを意味します。10代から60代までさまざまな世代が在籍しているからこそ、助け合いと尊重の精神を常に意識大切にしているんです。

ーなるほど。だからこそ人が集まり、長くサッカーを楽しめるチームになっているんですね。実際に今も入部を希望される方が多いのだとか?

そうなんです。最近は大学生や他の社会人チームの方から「ボニットに入りたい」という声を多くいただいていて、すでに10件ほどの問い合わせがあります。本当にありがたいことなのですが、何しろあくまで全員が選手ということもあり、全て手弁当での運営なので、受け入れ体制を整えるのはなかなか大変です。それでも新しい仲間が増えるのは嬉しく、やはり一緒にサッカーを楽しめることは何よりの喜びですね。

ー最後に、牧田さんから見た「八千代ボニットFC」の魅力を教えてください。

ボニットの魅力は、サッカーチームでありながら、メンバーの人生を支えるコミュニティとしても機能しているところです。実際、「落ち込んでいたときにボニットに救われた」という声もあり、このチームへの所属が人生のターニングポイントになったり、心の拠り所に感じているメンバーもいます。

また、指導者がいないからこそ何かを強制されることが少ない環境も大きな特徴です。全員が「自分の意志でチームのために動く」というスタンスだからこそ、メンバー同士がお互いを自然に思いやる雰囲気があるのだと思います。

今後も年齢を問わず多くの方に「一緒にサッカーをしたい」と思ってもらえるよう、「愛する、楽しむ、気にかける」という、シンプルだけど重要な基盤をチームの根底に据えて、多世代で支え合いながら活動を続けていきたいですね。

チームの選手たちのコメントをご紹介!

ーサッカーを始めたきっかけを教えてください。

子どもと一緒に参加した親子サッカーがきっかけです。思いがけず熱中してしまい、正式に始めることにしました。(50代、Aさん)

兄が3人ともサッカーをやっていて、週末はグラウンドに行くのが当たり前の生活でした。その流れで、私も自然とサッカーを始めていましたね。(20代、Bさん)

幼少期から興味はあったのですが、当時は男の子ばかりで、とても参加できなかったんです。ただ、学校でやったサッカーの授業が楽しくていつかやりたいなと。それで大学4年のときに近所の子が女子チームに入ると知って、私も一緒に始めました。(40代、Cさん)

ー皆さんがサッカーを長く続けてこられた理由はどんなところにあると思いますか?

サッカーやりたくなっちゃうんですよね。なんででしょうね。やっぱり好きだからだと思います。試合や練習が終わると、早く次もやりたいって思うし、気づいたら辞め時を逃してずっと続けています(笑)。(50代、Aさん)

やっぱりサッカーが好きだからですかね。他の予定だと面倒に思うことも多いんですけど、サッカーだけは不思議とそうならなくて。つまりは、それほど好きだということだと思います。(20代、Bさん)

ずっとやりたいと思っていたサッカーを、ようやく本格的にできるようになったことがとにかく嬉しくて。だからこそもっとやりたいという気持ちが途切れず、自然と続いているんだと思います。(40代、Cさん)

ーこのチームの好きなところを教えてください。

アットホームなところが好きです。たまに、仕事などの忙しさもあって「今日は行くの億劫だな…」と思うときがあっても、終わったあとは必ず「来てよかった!」と感じます。あとは自分より年上の方もいらっしゃるので、いろんな意味で勉強になるチームですね。(50代、Aさん)

想定外の出会いが多いのも魅力です。中には破天荒な人もいて(笑)、人生って何でもアリなんだなと感じさせられます。仲がいいからこそ、何でも話せるのがこのチームのいちばん好きなところです。(20代、Bさん)

子どもを連れて来られる環境なので助かっています。うちの子と遊んでくれるお友達もいて、サッカーをするだけじゃなく、みんなと過ごす時間が楽しいです。そのおかげで、大好きなチームになっています。(40代、Cさん)



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